子育て世代の家づくり

約10年前に注文住宅を建てました。当時はまだ第一子を妊娠中でしたが、今後、子育てがしやすくなるように工夫して間取りやオプションを考えました。この記事では、おすすめポイントを3つ紹介します。

まず1番のおすすめポイントは、リビングの横に4.5畳の小さい和室を作ったことです。子どもが小さいうちは家族一緒に和室で寝たり、お昼寝させることができれば、ベビーベッドも不要で寝かしつけも楽だと思ったので、和室を取り入れることにはこだわりました。
そして、結果的には大正解でした。子どもが赤ちゃんのうちは、夜中にミルクを作ることも多かったのですが、リビング横の和室で寝ていたのでキッチンまでが近くて本当に楽でした。小学生になった今でも、少し狭いものの家族の寝室として使えているので、いちいち2階から降りてくる必要もなく、朝起きてから出かけるまでがとてもスムーズです。
また、布団は片付けてしまえばスッキリするので、昼間は子どもの遊び部屋としても重宝しています。子育て世代の方は、可能ならばわずかなスペースでもいいので、和室を作ると便利だと思います。

2番目におすすめなのは、1階にハンガーもかけられるような少し大きめのクローゼットを作っておくことです。
一般的にはウォークインクローゼットを2階の寝室に作る家が多いと思います。わが家もそうなのですが、そこにプラスアルファで1階にもクローゼットがあるととても便利です。なぜなら、1階のクローゼットに普段からよく着る服を入れて、オフシーズンの服を2階のクローゼットに全て片付けることでかなりスッキリするからです。
わが家は、これで子どもも含めて朝のお出かけ準備がとてもスムーズです。1階の間取りに余裕があればぜひ検討してみてください。

3番目は、オプションでしたが、ホスクリーンという室内の物干し受けをつけたことです。これがあれば、洗濯竿が室内の窓際につけられるので、雨の日も室内に洗濯物が簡単に干せます。建築当時に工事する必要がありますが、価格もそれほど高くないので、室内干し派の人には特におすすめです。

子育て世代として役目を果たしても和室は老後に2階に行かなくてもそのまま寝室として使えます。1階のクローゼットも基本的に普段使いの荷物や洋服をしまっておけば、平屋のような生活もできます。室内干しのホスクリーンは洗面脱衣室やサンルーム、リビングなどにもつけられます。雨の日にも大活躍してくれます。