子供部屋の考え方について

我が家が一戸建てを建てる際に一番に考えたのは2人の娘の成長をどのように考えるかです。家を設計して、建築を行ったのが子供たちが小学校高学年の時です。

それまでの賃貸マンションで子供部屋がなかったところ、子供部屋を与えるかどうかが1番大きな問題でした。もちろん、一昔前であれば子供部屋を与える事は当たり前のことだったかもしれません。しかしながら、受験勉強や私生活、成長してから場合によっては独立することを考えるとすべての環境を必要とする1人部屋が必要かどうかが大きな議論のポイントです。ここは家内ともよく話し合ったのですが、まずコミュニケーションを考えた場合、勉強だけではなくプライベートも含めて環境を1人のスペースで整えすぎると、どうしても親子のコミュニケーションができなくなると考えました。ちょうど受験勉強のこともあり勉強に関しては可能であればリビングやダイニングで親が目の行き届くところで勉強する方が良いだろうと考え、リビングやダイニングには多少明るい環境を整えて勉強が行いやすい机や椅子も配慮して設計、購入をしました。

そして子供部屋についてはあまり1人で引きこもることがないように、ベッドは置くものの勉強机や椅子は簡易的なものとし、あまり大きなスペースも確保しませんでした。もちろん最初は、子供たちは自分たちの部屋で全てを完結したいと言う思いを持っていたようですが、自分たちのコミュニケーションをどのように取るかを重要視したいと言う思いを小学生ながらに理解してもらい、私のプランで今のところは失敗はないと思います。何よりも子供たちの勉強する環境を親が目の行き届くところでと言うのは非常に重要で、外光を取り入れたリビングとダイニングの環境は大正解だったと思います。

将来的には子供たちが独立した際にも自分の家に帰ってきた時はあくまで寝室だけはきちんと準備してあると言う環境があれば充分ではないでしょうか。