ハウスメーカーと工務店選び

子供が生まれ、『一生に一度の大きな買い物』を失敗する訳にはいかない!!という思いでスタートしたマイホーム計画。
家づくりの知識なんてほとんど無い私が取った行動は『とにかくモデルハウスを回ること』。
最終的には20社のハウスメーカー・工務店のモデルハウスを回りました。

構造・工法の違いはもちろん、性能を数値化して比較していたり、目に見えない・数字にできない部分も熱心にアピールしてきたり。

内断熱だけの会社もあれば、外断熱だけの会社、あるいはその両方の断熱の会社もありました。
ただそこに若干の違いはあれど、基本的には
A:外壁はサイディング貼/内装はクロス貼/合板の床材・建具材仕様の【建築しやすくリフォームも容易な会社】
か、
B:外壁内壁共に漆喰系/床材や建具材は無垢材仕様の【自然素材系会社】
の2パターンに分かれる印象でした。
私はBにしましたが、そこは好みの部分かと思います。
問題はそのA・Bのいずれかに絞った後の話。
何を基準に1社に絞るかです。
私が最終的に1社に絞った基準は・・・『営業』。
実際に住むのは家なんだから『営業』なんて関係ない!と以前は思っていましたが、20社も回るとそこの違いが大きな違いだと!!
どの会社も自社の商品の良さをアピールして客を引き付けたいハズで、ほとんどの会社の『営業』が一方的な話ばかり。
こちらが聞きたかった細かな部分の話は“流される”か“わかったふりしてごまかす”か。
1~2時間の滞在時間中、しゃべり倒しで最初の部分の話はほぼ覚えてません。
その時点でもうその会社はナシ。
数日後に間違いなく営業を掛けられますが、そこで丁重にお断りします。
そんな会社が何社も続く中、出会った良い『営業』のいる会社が数社。
その『営業』の共通点は【聞くこと】に徹すること。
自分たちのアピールもそこそこに、とにかく『どういう家づくりをしたいか』『どんな将来を想像しているか』を聞き出して、それをわかりやすくその場でイメージさせてくれます。
性能や工法・使っている材料はもちろん大事ですが、それらを使っているうえでどんな生活を送っているかを想像できるかどうかはとにかく大事。
素人なので、図面や材料をただただ見ただけではそこまでの想像は出来ないですし。
更に、私たちがした質問に対しての回答が正確で、もしわからない場合でも『すぐ調べます』とわからないことを隠さず“知ったふり”をしないところも好感が持てました。
結局その会社で建ててもらって早10年。
ことあるごとに連絡をくれて、全く不自由なく生活しています。
良い『営業』に出会えるかどうか、メーカー・工務店選びに一番大事なポイントだと思います。